介護支援専門員(ケアマネ)の現状

ケアマネとは介護支援専門員のことで、1997年に介護保険制度が施行されたときにできた資格です。
これは介護が必要な人と福祉、医療、保健サービスを繋ぐ役割を担う仕事です。
主に、介護の相談を受けたり、ケアプランの作成を行ったり、書類の作成をすることなどが業務になります。

ケアマネは昔は比較的簡単に取得できる資格だったようで、合格率も40パーセントを超えることもありましたが、年々下がっており、今では合格率が平均15パーセント前後になっているそうです。
そのため、介護関係の資格の中は非常に難易度の高いものとなりました。
これは、高い専門性を持った人しか合格できないということです。
さらに、資格取得後もスキルを磨くために研修を受けたり、介護保険の制度に関する知識を深めたりしなければなりません。
ですから、資格としてかなり評価されているので、転職をするときには有利になります。
現在介護職員として働いている人がキャリアアップを目指すときには、ケアマネを最終目的にすると良いでしょう。

しかし、介護職員とケアマネは同じ介護というカテゴリに含まれていますが求められている専門性や技術力が違うので、人によっては苦労することもあります。
またストレスを抱えやすく、専門職の割には他職種に比べると報酬は決して多くはありません。
高齢化が進むにつれてケアマネの需要は延びていますが、年々ケアマネの受験者数は減少傾向にあるようです。